2009/05/15
たなごころ(ふたりPARCO.jp)
 5月も半ばを過ぎ、夏のような陽射しが横浜の外れの丘陵に照りつける。爽やかな休日の昼下がり、ルーフバルコニーから見下ろすと、この間までそこかしこに見えたピンク色の桜が、いつの間にか萌えるような新緑となって白い家々をやわらかく包んでいる。そんな眩いばかりの緑を眺めながら、まだ風の冷たい早春に妻と美濃の窯元を訪れたときに焼いた、抹茶碗で一服立てた。ろくろを回してから上にかける釉薬を選ぶとき、その白く柔らかな風合いが気に入って、二つとも「志野」にしようかと思ったのだが、全く同じというのも何だか気恥ずかしく、それでもどこか繋がりのあるものがいい。そう考えて結局「志野」と「赤志野」に決めたのだっけ。

 そう、いくら仲が良いカップルや親子でも、−特にファッションの場合−全く同じものは何だか恥ずかしい。でもどこか共通のもので繋がっていたい。そんな思いをスタイルとして提案しているのが、PARCOの「ふたりPARCO」キャンペーン(http://ふたりPARCO.jp/)。大切な人と柄や色などワンポイントを揃えるファッションを提唱している。このように、日本語JPドメイン名を利用すると、わかりやすく覚えやすいのはもちろん、ポスターやCMでサイトURLを露出するときも、ひらがなやアルファベットを使ったキャンペーン名をそのまま訴求することができる。

 掌に包まれた暖かい志野。目を落とすと、その柔らかな白と抹茶のグリーンのコントラストが美しい。志野と赤志野、二つ並べると志野の白の中のほんのりとした赤と、赤志野の渋い赤の色味が合っていて何ともいい。こうやって暫く並べていると、二つはそれぞれの個性を保ちながらだんだん一つに溶け合っていくようにさえ感じる。まるで長年連れ添って、だんだん似てきた夫婦のように。−今から何十年か経って、そんなふうに年を重ねていけたら−、眩い陽射しの中、ふと思う。

(J)

プライバシーポリシー | 著作権 | お問い合わせ:info@jprs.jp