2008/12/05
カラフル(神宮外苑いちょう祭り.jp)
 抜けるような青空が続いたかと思うと、冷たい雨が瀟々と降り、晩秋は日一日とその深さを増していく。小春日和の午後、久しぶりにバルコニーに出てみると、ついこの間まで夾竹桃の花の色で赤く見えた崖の上の緑が、今はモミジの紅葉で違う赤色に染まっている。ふと気づいて辺りを見渡すと、斜面に並ぶ白い家々の間の緑が赤や黄色に色づき、半年前にはピンク色の帯に見えた遥か丘のかなたもいつの間にかカラフルなモザイクとなっている。視線を下に落とすと、マンションの中庭では桜の巨木が見事なオレンジ色に染まっている。陽が西に傾くと、眼下の家々にはイルミネーションが瞬き出し、商店街のクリスマスソングが風に乗って聞こえてくる。そう、横浜の外れの丘陵は今、一年で一番美しい季節を迎えていた。

 街路樹が鮮やかに化身するこの季節、神宮外苑のいちょう並木も黄色一色に美しく染まっている。折りしも、今月半ばまで、絵画館前の並木道などで「神宮外苑いちょう祭り」が開催されている。様々なイベントが行われているが、詳細は日本語ドメイン名を使った公式サイト(http://神宮外苑いちょう祭り.jp/)で知ることができる。日本語ドメイン名を利用すると、覚えやすい日本語のアドレスでダイレクトにアクセスできるのはもちろん、検索結果のURL表示もわかりやすい日本語のアドレスで表示されるので、例えば「いちょう祭り」で検索しても、表示された全国の数多くの「いちょう祭り」の中から「神宮外苑いちょう祭り.jp」を簡単に見つけ出すことができる。

 また、「神宮外苑いちょう祭り」を主催する、「明治神宮外苑」のサイトもアルファベットのアドレス(http://www.meijijingugaien.jp/)に加え、日本語のアドレス(http://明治神宮外苑.jp/)を利用している。こうやって並べてみると、やはり日本語のアドレスのほうが印象的だし、覚えやすいことを実感する。

 バルコニーから横浜の紅葉を見届けた後、僕は下まで降りると電車に乗って東京の紅葉を見に行った。しんとする静けさの中、いちょう並木の下を黙って歩いていると、黄色い葉にオレンジ色の夕陽が透けて、ステンドグラスのように柔らかく暖かな黄色い光となって降り注ぐ。それは、いつか暖かい季節に訪れた南仏の小さな村のオレンジ色の夕陽と見紛うほどだった。雲海のように広がるいちょうの葉がもたらす、黄色い柔らかな夕陽。それはこの季節に一瞬だけ訪れる、美しい、秋のミラージュかもしれない。


(J)
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