2006/09/01
夏の忘れ物(キヤノン.jp)
 故郷の海辺の街で飛行機を降りると濃密な緑の匂いがした。川原の草の匂い、実りかけた稲の匂い。色んな花の甘い香りが混じり、虫達の匂いすら僕は感じた。それは横浜のバルコニーの朝顔だけのほの甘いシンプルな香りとは全く違う、強烈な夏の匂いだった。

 実家の居間で昼食の後、ウーロン茶(http://金の烏龍茶.jp/)を飲み、かき氷(http://氷.jp/)を削る。葦ずを上げるとそこは一面の緑。赤いインパチェンスが咲き、その向こうには白い百日紅の花が零れる様に風に揺れている。苔生してビロードのような地面にはペアの羽黒トンボが羽を畳んで休み、ヤツデの葉の裏には今朝また一つ増えた茶色い空蝉が。‐そう、何十年も変わらぬ懐かしい風景‐その懐かしさが、古いアルバムの中で見つけた写真のように、僕をゆったりと暖かい気持ちにさせる。

 写真といえば、カメラで有名なキヤノンのサイトもhttp://キヤノン.jp/と分かりやすい日本語JPドメイン名を利用している。このように商品名やサービス名はもちろん、企業名に日本語JPドメイン名を利用すると、検索サイトを介してのアクセスに加え、日本語JPドメイン名というダイレクトな入り口を、サイトにもう一つ設けることになる。

 実家で見つけた古い写真を見ていると、夏の色んな記憶が蘇る。どこまでも続く青空、眩しい海水浴、むくむくの入道雲。あの時感じた嬉しさや楽しさ、そして一緒に写っている人達のこと。‐皆どこから来て今はどこへ行ってしまったのだろう。‐切り取られた煌く過去の一瞬、僕たちはさまざまな表情を見せ、それを写真の中に置き忘れ、やがて次の地平へと旅立っていく。僕はあれからも、大切な人とのいくつもの思い出をこうやってアルバムの中に置き忘れて生きてきた。そういえば、あの遠い夏の日、大切な人と南の海で見つけたオレンジ色のクマノミたち。彼らは今も、揺れるイソギンチャクの林の中に隠れ続けているのだろうか。

(J)
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