2006/06/30
南へ(mytahiti.jp)
 陽射しがゆらゆら揺れる浅い海の底で黄色いチョウチョウウオと遊び飽きて、まばゆい水面から顔を出すと、どこまでも続くエメラルド・グリーンの海と真青な空、そして三角形に鋭く尖った緑の頂が目に入った。肌寒い新緑の軽井沢で柄にも無く6月の花婿となった僕は、梅雨の季節の日本を抜け出して、色とりどりの魚たちとサンゴの上を漂っていた。僕が今どこにいるかというと。。。

 今回どこに行くかはWebで情報収集して決めた。というのも、海外の政府観光局の多くが、分かりやすい汎用JPドメイン名を利用して日本語でWebサイトを立ち上げているからだ。「南の島」系のものを幾つか紹介すると、まず、ニューカレドニア観光局のサイトはhttp://www.newcaledonia.jp/。ここでは、「天国に一番近い島」について映像でも知ることができる。ハワイ州観光局のサイトはhttp://www.gohawaii.jp/と、覚えやすい汎用JPドメイン名を利用。南太平洋の楽園、タヒチ観光局のサイトはhttp://www.tahiti-tourisme.jp/だが、「ボンジュール・タヒチ・キャンペーン」サイトはhttp://www.bonjour-tahiti.jp/、美しい写真サイトはhttp://mytahiti.jp/と、汎用JPドメイン名を利用して一連のタヒチ情報を「分かりやすく」「印象的に」提供している。

 マダラトビエイが優雅に舞う、タヒチのこの美しい穏やかな海の色も、現地の人によれば15色に分けられるという。ダイビングボートの上から、これが○○○、これは×××と教えられ、6色までは分かったけど、それ以上は、悲しいかな、グレーをした空と街から来た僕には、数えることができなかった。

 ただ、滞在が長くなるにつれ、そんな僕にも少しずつ分かってきたことがある。島のシンボルとなっている緑の頂は、実は三角柱を倒した形をしており、見る場所によって三角形や四角形に姿を変える。そのため、見える山の形で、自分がボラボラ島のどのあたりにいるかが分かるのだ。その景色を重ね合わせるうちに、やがて立体的な本当の山の姿が分かってくる。そう、汎用JPドメイン名だって実はそうかもしれない。‐「短い」、「分かりやすい」、「覚えやすい」‐それをどう感じるかは、ユーザの立ち位置によって違うし、利用を重ねることでサービスの立体的な姿がおぼろげながら見えてくる。‐ああ、人生で一度?の休暇中にも仕事のことを考えてしまうなんて。‐あとはただ時の許す限り、エメラルド・グリーンとブルーの狭間をデラシネのように漂っていたい。

(J)

■汎用JPドメイン名を利用した海外の観光局のサイト(一部)

 スイス政府観光局 http://www.myswiss.jp/
 ドイツ観光局 http://www.visit-germany.jp/
 ベルギー観光局 http://www.belgium-travel.jp/
 ハンガリー政府観光局 http://www.hungarytabi.jp/
 ルーマニア政府観光局 http://www.romaniatabi.jp/
 カナダ観光局 http://www.canada.jp/
 オーストラリア政府観光局 http://www.australia.jp/
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