2004/06/25
「パンダゲームキャンペーンは日本語で」 http://生茶.jp
驚いた!今日、いつもの自動販売機でお茶を買おうとすると、貼ってある「生茶パンダキャンペーン」のポスターに日本語JPドメイン名で「http://生茶.jp」と書いてある!あまりのことに何度も目をこすってみたが、確かに「http://namacha.jp」と共に「http://生茶.jp」と記載されている。

しかも日本語の「生茶」のイメージと相まって、記憶に残るのは、断然「生茶.jp」の方だ。今後は、このような形で広告や宣伝に日本語JPドメイン名が使われていくに違いないと、このキャンペーンポスターを見て改めて確信した。

著名な企業が全国展開している広告としては、日本語JPドメイン名を使った初めての事例ではないかと、生茶を飲みながら思う。業界の先陣を切って新しいものを使う勇気は並大抵のことではない。きっと、担当の方がいくつもの壁を乗り越えて世に送り出していただいたに違いない。

思えば、2000年の春に日本語JPドメイン名の構想を発表してから4年の歳月が流れている。こうして、実際に活用された事例を前に、これまでの歳月を振り返ると、我ながら、なかなか感慨深いものがある。。。

一番大きな課題は、現在のインターネットの仕組みを変更することなく、いかに日本語JPドメイン名(国際化ドメイン名)を使えるようにするか、ということだった。ドメイン名は英数字であることを前提に今のインターネットは作られているのだ。

この課題は、日本語などのドメイン名を、あらかじめ決められた変換規則に従って英数字のドメイン名に置き換えることで解決された。例えば、「生茶.jp」は「xn-- 9myo41a.jp」と変換される。試しに、ブラウザのアドレス欄に「xn--9myo41a.jp」と入れてみると、生茶のページにアクセスできることがわかる。

日本語JPドメイン名は、このように、ユーザの目に見えないところでは英数字に変換されて扱われている。この変換規則は昨年の春に国際規格(RFC)となっている。

他にもいろいろな課題が、国際的な議論と関係者の努力によって解決されてきた。残されている最後の課題が、ユーザが使うパソコンや携帯電話のすべてが日本語JPドメイン名に対応することである。日本語JPドメイン名の普及は、この課題解決が鍵であると誰もが口を揃えて言う。

この課題を解決するためには何をしなければならないのか?実は、パソコンや携帯電話に組み込まなければならない機能は、技術的には単純である。日本語のドメイン名(生茶.jp)が入力されたら、それを変換規則に従って英数字のドメイン名(xn-9myo41a.jp)に置き換えて通信を行えばよい。変換規則は既に国際規格として公開されているので、あとは実装する側の「決断」だ。

日本語JPドメイン名に対応したソフトウェアは続々と世に送り出されている。今回のキャンペーンも、この動きをさらに加速させる事例の一つになるだろう。

喉が渇いてきたので、ここで生茶を飲もう。

最近は朝昼晩に生茶を飲んで、シールをめくって番号を見てサイトにアクセスしてゲームをやることを日課としている。しかし、残念なことに、いまだに「生茶パンダゲーム」をあてることができていない。

日本語JPドメイン名を用いたパンダゲームのキャンペーンが成功することを祈念しながら、再び生茶を飲む。

(こ)
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