2004/02/13
「おしどり夫婦」 http://おしぼり.jp/
J(ドメインネームカフェの執筆者)が忙しくて書けないらしいので、このすきに久々に執筆してみることにした。

昨日の夕方のことである。高校時代の悪友から「新宿で飲んでいるから飲みに来ないか?良い話があるんだよ。」という誘いがあった。50歳に手が届こうとしているのに独身である。高校時代からハンサムで仕事もできるヤツなので、もてないわけはない。独身なのは彼の自由だが、せめて家族持ちにとって日曜日の夕食が家族団らんの大切な時間だということくらいは知っておいて欲しいものである。それに、かれこれ30年来のつきあいで、社会に迷惑をかけた記憶はたくさんあるが、彼と何か生産的なことをした覚えはない。そんな彼から「良い話」と言われても信じるほうが可笑しい。

気の置けないヤツなので「お前は独り身で自由だろうけど俺には家族がいるんだ。夕食は家族と食べるから別な日にね」と断る。

彼「いいのかな〜、絶対に来ると喜ぶと思うよ」
私「今日じゃなくてもいいんだろう」
彼「明日はないかもしれないよ!」
私「何だよ?もったいぶらないで教えろ!」
彼「来ないと駄目だな〜、何だか当ててみなよ!」
私「札幌の雪祭りと関係ある?氷細工?」
彼「まあ、来てみなよ。おしどり夫婦で来いよ!」
(新宿まで20分で行けるのだが日曜の夜なので面倒である)
私「美女の誘いなら頑張って行く気もするがお前じゃね。誰といるの?」
彼「結婚しようと思ってる彼女と」
私「水入らずのところに行けないよ」
(なんだ、彼女を見せたかったのか〜と内心思う)
彼「だから奥さんと来いよ。おしどり夫婦に見せたいものがある」
(やけにおしどり夫婦にこだわる。そんなに仲が良い覚えはない)
私「本当にいいものなんだろうな?じゃ、行くよ」
(考えてみると飲み会に誘われると俺は断らないな〜)

結局、一人で夕方、指定された新宿の天ぷら屋Fに出かけた。着いたら、やつは結構できあがっている。

彼「お〜、どうしたの?偶然だね」
私「お前がよんだの!」
彼「奥さんは?おしどり夫婦なのに、なぜ来ないの?」
と言って、おしぼりを差し出す。

私「お前、まさか、おしどり夫婦とおしぼり夫婦のだじゃれを思いついて、俺をよんだの?」
彼「いや、お前が喜ぶと思って(笑)、ほら」

無地の袋に入っているのが普通だが、差し出されたおしぼりを見ると、わざわざ「おしぼり」と大きな字で書いてある。

私「お前ね、こんなことで呼ぶなよ〜」
彼「ちゃんと見た?」

もう一度、おしぼりに目をやる。次の瞬間、

私「お〜、すごいなこれ!良く見つけたな。で、でもお前じゃなくて、おしぼり屋がすごいんじゃないか!」

そのおしぼりには「おしぼり.jp(日本語ドメイン)」と書いてある。街で見つけた初めての日本語ドメイン名である。気分が乗って、つい「ここは俺のおごりだ〜」と言ってしまった。支払いのときに少し驚いたが、酔っていたので後悔をしたのは次の日のことである。

確かに、oshibori.jp か osibori.jp かで迷うからな〜、「おしぼり.jp」のほうが良いと判断してくれたんだろう。普段おしぼりを沢山使うことはあまりないが、何かの時は「丸高ラブリンのおしぼり」を使うことにしよう。

その後、朝まで彼と飲み歩いた。気が付いた時には彼の彼女がいなくなっていた。これじゃ、彼らがおしどり夫婦になるのは難しいよなぁ。あんな飲み方するようじゃ、結婚してからもいつもこってりしぼられるに違いない。さしずめ、おしぼり夫婦といったところか。。。。

(こ)
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